量子エレクトロニクス研究室で行っている研究

本研究室ではこれまで、カーボンナノチューブの高効率生成、精密成長(ナノチューブを必要な場所に、必要な数だけ成長させる技術),およびその応用に関する研究を行ってきました。現在は 強磁性金属内包カーボンナノチューブ,および気体放電によるカーボンナノチューブの集積化現象に注目し,これらの基礎と応用に関する研究を行っています。
以下に現在行っている研究テーマを列挙します。
 
磁気応用のためのカーボンナノ構造形成技術
[強磁性金属内包カーボンナノチューブの成長とその応用]
カーボンナノチューブの空洞部分に強磁性体を内包させ、得られる磁気特性の向上および応用を目指します。
カーボンナノチューブ薄膜の応用
[カーボンナノチューブ薄膜によるモーションセンサの作製]
カーボンナノチューブの有する極めて高い柔軟性と変形による抵抗値変化特性を利用した、モーション背サノ作製を行います。
カーボンナノチューブ/セルロースナノファイバ複合材料の創製
[自然由来材料とカーボンナノチューブと融合した新規機能性材料]
自然由来の材料であるセルロースナノファイバーとカーボンナノチューブと融合した新規材料の創製を目指します。
気体放電を用いたカーボンナノチューブの集積化
[カーボンナノチューブフィラメントの架橋構造の作製・カーボンナ ノチューブフィラメントの作製とその応用]
気体放電を利用したカーボンナノチューブの電極間架橋現象を利用し、様々なセンサや電子デバイスの作製、カーボンナノチュー ブの紡績への利用を目指します。
大気圧プラズマを用いたナノ材料創製
[CVD法によるグラフェン(炭素六角網面ネットワーク)成長とそ の応用]
CVD法を用いてグラフェンの高効率成長を目指します。

三重大学 工学部 電気電子工学科
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